エッセイ

異国の街

作詞・作曲 大黒裕明

遠い異国の街で また再び君と出会えるなんて
神様の計らいか それとも悪戯なのか
お互いに目を丸くして 掛ける言葉も浮かんで来ず
「や、やあ…」、「あ、ああ…」 香る風さえぎこちない
やがてとつとつと話しだしたそれぞれの歩いてきた道
時に頷き 時に驚き お腹を抱えて笑い
そしてまた言葉が途切れ 熱い瞳で見つめあい
「さみしかった」「私も」どちらからともなく抱き合う

遠い異国の街を ただ当てもなく手を取り合って
家並みを眺めたり 細い通りで迷ったり
公園のカフェに腰かけて 苦いコーヒー味わって
「おいしいね…」「ほんと…」 そよぐ風も穏やか
ところが些細な一言で 二人の気持ちがすれ違い
声を荒げ罵りさえも 汚い言葉をぶつけ
でも突然言葉が途切れ 熱い吐息を吐きあって
「もう離れたくない…」「私も…」そして唇を重ねあう