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【FFストーブ】突然つかなくなった・・・。原因は?

2023年2月17日

雪国では、欠かせない存在であるFFストーブは、屋外から空気を取り入れて、燃料とともに燃焼させ、その排気を屋外へと吐き出すという仕組みになっています。

そんな大事なFFストーブが「だんだん寒くなってきたから、ストーブを使うか・・・。あれ?つかない!」となるかもしれません。そんな時の原因の一部をご紹介します。

ストーブが点かない理由はたくさんある??

①うっかりしてホームタンク内の灯油が空っぽ?

FFストーブと並んで欠かせない存在なのが、灯油を入れる「ホームタンク」ですよね。灯油の残量ゲージを確認して、注文をする方がいるかと思いますが、うっかり忘れたりしてしまうと、ホームタンクが空になってしまう時があります。

一度ホームタンク内を空にしてしまうと、配管内に空気が入ってしまい、ホームタンクに給油しても灯油が流れていかない時があります。その場合、エアー抜き作業が必要になるので気を付けるようにしましょう。

灯油切れをなくすために当社では、ホームタンク内の灯油残量を把握して配送する「灯油定期配送」をおすすめしております。都度残量を気にするのが面倒だとお考えのお客様はぜひ「灯油定期配送」をご利用ください。

②ホームタンクに溜まる水のナゾ

夏、暖房を使わないからホームタンクに給油しないでいると、灯油の入っていないスペースの壁に結露が付着し、水は灯油より重いので下に溜まっていきます。そのまま、水抜き栓も開けず、ホームタンククリーニングも行わないでいると、溜まった水が冬に凍結し、灯油が配管を流れなくなってしまいます。

そうしないように、夏は灯油を使わなくてもホームタンクを満タンにしておくか、当社で行っているホームタンク内を洗浄する「ホームタンククリーニング」をご利用してみてはいかがですか。

③ストーブの煙突がふさがると危険!!

FFストーブの煙突の先端(以下、給排気トップ)は屋外の壁の腰くらいの高さに出ています。ストーブはその給排気トップから「呼吸」をしているのです。

冬になると、大雪が降った時や、屋根からの雪により給排気トップが埋まってしまうことがあります。その時は、ストーブが呼吸できないということでエラーが表示され、点火しなくなってしまいます。給排気トップの周りは除雪して、雪でふさがれることのないようにしましょう。

④エラー番号表示はしっかり覚えて、ストーブの横側を確認!

現在のFFストーブは、事故防止のため様々な安全装置が搭載されています。その安全装置が作動すると、ブザーが鳴り、温度表示部分にエラー番号が表示されて停止します。エラー番号は、大体ストーブ横側に記載されているため、そこで原因を確認できます。

エラー番号は各メーカーによって違いますが、エラー番号の「1」や「2」は、不着火や途中消化の番号となることが多いです。これらの、エラー番号が出た場合は、①②③の記事を参考にしてもらい、違うようであれば修理の依頼をした方が良いかと思います。

また、「1」「2」以外にも、「過熱防止装置作動」というエラーが表示されることがよくあります。
何が原因かというと、「ホコリ」です。吹き出し口などの様々な箇所から、少しずつホコリが内部に入り、蓄積してストーブ自体の放熱をため込んでしまい、異状加熱してしまうのです。人間でいうと、真夏に服を着こんでいると暑くてフラフラになってしまいますよね、そんな状態です。

そのため、ストーブは3~4年に1回「分解掃除(オーバーホール)」が必要なのです。作業内容としては、内部のホコリ除去、消耗部品の交換等を行います。当社でも分解掃除を承っていますので、ぜひご依頼ください。なお、ご依頼時期はストーブを利用しなくなる春先がいいかと思います。分解掃除は2週間以上かかることもありますので、秋に依頼してしまうと、寒くなってからの返却となりますのでご注意ください。

以上のことを気にして、FFストーブを使用してみてください。ちなみに、エラーコード「88」が点滅していて、普通に使えているようであれば、それは「点検時期をお知らせ」するエラーコードです。そのまま使っていても構いませんが、心配であればメーカーに直接点検を依頼するか当社へ点検依頼してみてはいかがでしょうか。