カーボンニュートラルLPガス
当社は、脱炭素社会の実現を目指し、「カーボンニュートラルLPガス」の取扱いを始めました。
カーボンニュートラルLPガス取り扱い開始に伴い、全営業所の給湯、ガス空調ならびにガスを燃料とする車両などで使用するLPガスをカーボン・オフセットします。これにより、年間約200tのCO₂排出量削減を見込んでいます。
カーボンニュートラルLPガスの供給および受け入れ開始のお知らせ

カーボンニュートラルLPガスとは?
ご家庭でLPガスを燃焼する際に発生する温室効果ガスには、CO₂が含まれています。
平均気温上昇の原因のひとつです。その温室効果ガスをカーボンクレジットにより相殺(カーボン・オフセット)し、LPガス使用によるCO₂排出を実質ゼロとみなされるエネルギーが「カーボンニュートラルLPガス」です。
カーボンクレジットとは?
森林保全、再生可能エネルギー(太陽光・風力等の発電システム)によって削減や吸収されたCO₂を「CO₂排出権取引」にて行う場合の「商品」として捉えたもののことです。
このカーボンクレジットを購入することで、CO₂を排出する代わりに、そのCO₂排出量と同等の再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱、波力発電)の導入や森林保全の植樹活動を行うプロジェクトにカーボンクレジットが活用されることになります。

八戸三社大祭で排出されるCO₂をオフセットと水産業の活性化
岩手県洋野町で増殖溝を活用した藻場の創出・保全活動を行っている「ブルーカーボン事業」よりクレジットを購入し、2023年の八戸三社大祭期間中に排出されるCO₂をオフセットしました。藻場の拡充により、ウニなどの生物たちが繁殖し、水産資源の確保が見込まれます。
また、三社大祭期間中には、軽油仕様の発電機や溶接時使用する大型ウェルダーが多く使用され、これらの燃料である軽油は、1kLあたり2.6tのCO₂を排出します。
これをオフセットし、「地域貢献」とともに「地球環境保護」にも取り組んでいます。


八戸市内を走る138台のタクシーをカーボンニュートラルLPガスで運用
当社取引先である「三八五交通株式会社」様と2024年4月にカーボンニュートラルLPガスの供給契約を締結しました。
タクシー車両のほとんどはLPガスを燃料として走行しており、三八五交通様では所有している182台のうち138台がLPガスを燃料としています。年間400tのカーボンニュートラルLPガスを車両及び事務所内空調等で使用見込みとなっており、これにより採掘、配送、消費までの流れで約1340tのCO₂排出を環境保全活動への投資により相殺する予定です。青森県内のタクシー業者において運用は初となっており、こういった試みが様々な業種や業界へ広がっていくことを期待しています。

(三八五交通オートガススタンドにて)
カーボンニュートラルLPガス導入企業と使用用途
- 三八五交通株式会社 様(八戸市)・・・車両・空調
- 株式会社山村陽一葬儀店 様(八戸市)・・・空調
- 焼肉・ホルモンMeat農場 様(おいらせ町)・・・調理